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未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ展

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テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

とうしん美濃陶芸美術館3人展

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テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

東海伝統工芸展の今

 愛知県陶磁美術館ギャラリーにて、「東海伝統工芸展の今」を開催中。

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 これは、昨年春に愛知県美術館にて開催予定だった第51回東海伝統工芸展の作品を、愛知県陶磁美術館さんのご厚意により展示していただいているものだ。昨年春といえば、全ての美術館、博物館、おまけに百貨店までもが閉ざされてしまって、ほとんどの展覧会が中止に追い込まれてしまったことを思い出すが、東海伝統工芸展もその煽りを食らって展観できずにいた。これを陶磁美術館の伊藤総長のご厚意により、半年以上も経ってしまったこの時期ではあるが開催できることになったのだ。
 
 会場のスペースにより、全ての作品を並べることは困難となってしまったが、陶芸を中心に入賞、入選作を並べていただいている。来月、12日には第52回東海伝統工芸展の搬入で、その翌日には審査結果が発表されるわけで、ちょっと微妙な時期ではあるが、こうして作品を観て貰える場が出来たということは、我々出品作家にとっては朗報以外のなにものでもない。やはり、我々作家は一人でも多くの人に作品を観て貰ってなんぼ。そのためにずっと回を重ねてきた展覧会だから、どんな形であれこうして発表の機会ができたことに感謝したい。

 会期は28日の日曜日まで。この東海伝統工芸展をやっているギャラリーのみ、無料で入場することができる。一人でも多くの方に見て貰いたいものである。

テーマ : 工芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

今年も一年ありがとうございました

 2020年が終わろうとしている。

 コロナ禍。。。 今年はこの一言に尽きるのではないだろうか。

 松江の一畑百貨店での個展から始まった私の2020年、帰りに飛行機の中で、自分が風邪気味だったのでマスクをしていたことを憶えているけれど、まさかこの後、どこへ出かけるのにもマスク無しでは考えられない生活がやって来るとは夢にも思わなかった。

 その後、感染拡大を始めた新型コロナウィルスは、あらゆるところで猛威をふるい人の動きを止めてしまった。博物館や美術館も休館し、驚くことに百貨店までもが凡そ1か月ほど休店することとなってしまった。この時期に、個展を予定していたのに開催できなくなってしまった仲間がたくさん居たことを思い出す。私がお手伝いしている東海伝統工芸展も開催中止することとなってしまい、まさに私たち作家にとっては発表できる場を奪われてしうこととなってしまった。

 私の名古屋松坂屋での個展も、丁度こんな折だった。本来なら5月13日からだったのだけど、閉店の煽りを食らってこの会期での開催は中止となってしまった。でも幸い6月に開催することができたからよかったのだが、図録を作成していたので会期が変更した旨をシールを貼って訂正したことを思い出す。それでも私は開催出来たからよかったのだ。

 しかしその後、第2波と云われる感染拡大はあったものの、夏から秋にかけては落ち着きを取り戻した。お陰で、日本伝統工芸展も無事に開催することができた。そして、これと会期を同じくしていたのが日本橋三越での個展だった。日本伝統工芸展には、こうした文化催事を待っていたとばかりに多くの人が駆けつけて、心配になるくらい密な状態。これを見た人が階下の不肖の個展を見に来てくれたから、人の流れが途切れることなく、ほんとに多くの人に見て貰うことが出来た。しかし、慣れないマスクをずっとして、ソーシャルディスタンスなどと云われるものに気を遣っての在廊は兎に角疲れた。でも、先ず先ずの結果でほんとに有り難く思った。

 もうひとつ大きな煽りくらったのがNYでの展覧会だ。これは何年も前からの話で、もちろんNYへ行くつもりでいたから楽しみにしていたのだけど、まさかこんなことになるとは思わなかった。おまけにNYへの便数激減から輸送料が高騰、結構な額を支払う羽目になってしまった。でも、ギャラリートークをZOOMで行ったのは貴重な体験であり、あちらの方々の興味の深さが分かってたいへん趣しろいものだった。私の仕事を紹介いただく映像を作っていただいていたのだが、これをバックにあちらのキュレーターさんが、織部や志野を中心とした桃山文化、その後の荒川豊蔵からの流れを英語で説明いただき、これを一所懸命に聞いておられる姿はたいへん興味深いものだった。まさにボーダレス、日本の市場がどうのこうの云われるなか、これからはこういう時代なんだと痛感した時間でもあった。

 それにしても相変わらず忙しい1年だった。一時はどうなってしまうのかという大きな大きな不安しかなかったのだが、終わってみれば悪い1年ではなかった。いまこうして思えることを何より先ずありがたく思う。お世話になった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

 来年は、またまた忙しい1年となりそうである。3月の柿傳ギャラリーに始まり、5月は岡山天満屋、これは秋に福山と米子にも巡回することとなっている。そして、もう一つ大きな大きな話が舞い込んで来ている。このコロナ禍の状況下、こうして話を貰えることに感謝。ほんとに有り難い限りだ。頑張って参りますので、来年もどうぞよろしくお願い致します。

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

今年もこの季節がやってきた

 早いもので11月も残すところ1週間、12月がすぐそこまでやって来ている。 新型コロナ感染拡大が叫ばれ続けた2020年、ここへきて再び感染者数が増加、第三波がやってきたと云われている。こんな最中のこの3連休、近くの紅葉スポットなど人で溢れているようにみえるのだが大丈夫なのだろうか。今年はこの感染症拡大のあおりを仕事の上でも大きく大きく受けたから、こんな風景を見ていると気を揉んでしまう。何かと心配ごとは次から次へとやってくる。早く落ち着いてくれないものかと祈るばかりである。

 さてさて、どんな状況であれ、拙宅でも紅葉がピークを迎えた。鬱に陥りがちの気分を和ませてくれている。

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 寒くなったり暖かくなったりで、体調がおかしくなりそうだが、今年の紅葉はいつもの年より綺麗な気がしているがどうだろうか。。。

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 不肖のアトリエは2階にある。ついつい眺めながらボーっとしてしまう。新緑の緑は目に優しくて、癒される気がするのだが、紅葉はまた違った趣でいいものである。紅葉と云っても、真っ赤になるものから、黄色くなるもの、いろいろな紅葉がある。そこに常緑樹の濃い緑が加わって、一年で最も色彩豊かになる季節だと思うのだ。

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 紅葉をしっかりと楽しませて貰ったあとは、しっかりとこの仕事が残っている。もともと、30年前この地に移って来た際に父親が植えたものだけど、どんどん大きく成長して、落ち葉の量もすごいものになってきてしまった。片づけるのに結構な時間を取られるので、それはそれで困ったものなのだ。とはいえ、コロナ禍のなか、どこにも出かけることなくこんな景色を自宅で楽しみめるのはありがたいこと。こんなことで窮していたら、みなさんのお叱りを受けそうだ。
プロフィール

スズキテツ

Author:スズキテツ
岐阜県多治見市在住の陶芸作家
スズキテツの日常と非日常。

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