今年もありがとうございました

 2013年も残り僅かとなりました。

 昨晩は、名古屋芸大での教え子たちが忘年会に誘ってくれました。

 この3月に辞めてしまった名古屋芸大なのですが、こうして教え子たちに呼んで貰えるのはほんとにありがたいことだと思っています。卒業して何年も経った子たちの近況を聞くのは楽しいもの。こいつら卒業したらどうするんやろ?なんて心配した子たちも、皆それなりに一所懸命に生きてます。皆成長したんやなあと感慨深くもありました。

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 そして・・・

 不肖にとりましての2013年、いろいろとあった年でありました。

 ブログも長いあいだ閉鎖してしまって、皆さんにもご心配をお掛けしました。

 結果はどうあれ、ポジティブに生きていくしかないのですから、今更苦しんでも仕方の無いこと。先ずはこうして何とか無事に年の瀬を迎えられることをほんとにありがたく思っております。何より、こんな不肖の苦しみを深く理解して貰える友人がいたこと、相談できる友人たちがいてくれてどんなに助かったことか。ほんとにありがたく思っております。

 来年は3月に寛土里さん、6月に名古屋三越で木工の川口清三さん、漆の鵜飼敏伸さんとの3人展、そして10月には日本橋三越と忙しい年になりそうです。いままでと同じことを繰り返していたら受け入れられないことは強く強く感じています。皆さんをあっと言わせるような展覧会ができたらなあと考えています。

 

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

こんなところで

 東京国立近代美術館は工芸館での「工芸からKOGEIへ」展のオープニングに行ってきました。

 全国から出品者の方が来ておられて驚きました。工芸館が多くの人で溢れて華やかなものでした。いままで展覧会のオープンニングの招待を頂いても、ほとんど出かけたことがなかったのですが来てよかった。 多くの方と話をすることができ、充実した時間を過ごすことができました。

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 展覧会の内容はまさに日本伝統工芸展の今を凝縮したもので見応えのあるものです。日本伝統工芸展の会場は作品の点数も多くて、全ての部会の作品をじっくりと見るのはなかなか大変です。しかし、ここでの点数は97点と日本伝統工芸展の約6分の1の数となっていて、じっくりと勉強しながら見るのにはちょうどよい点数です。

 前回もふれたのですが、この第60回展から英語表記が、「JAPAN TRADITIONAL Kogei EXHIBITION」に変更されているのですが、今回の図録に分かりやすく書かれているので抜粋します。
 

今日、先達たちの努力によって独自の発展を遂げたといっても過言ではない日本の「工芸」は、技術や品質の高さ、そして表現の幅の広さが世界から評価されています。それは「工芸」を英語で訳す際、単純に「Craft」という言葉に置き換えることができないくらいに、優れて芸術性に富んでいるからにほかなりません。そうであるならば、現代の日本の「工芸」は「Craft」という既成の言葉ではなく、あえて「Kogei」として世界に発信することで、その素晴らしさが素直に伝わるのではと考えます。

 
 こうして作品を見ていると、まさに「工芸」の素晴らしさを感じます。

 そして、オープニングが始まる前、まだ見ていなかったこの展覧会に行ってきました。

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 以前、三井記念美術館の桃山陶の展覧会を見に上京した際、こちらの展覧会も見る予定だったのですが、三井記念美術館の素晴らしい内容に、そこでほとんどの時間を費やすことになってしまい、こちらの展覧会を見ることができずに気になっていたのです。半泥子の茶碗から、最近の若い人の茶碗まで並んでいて刺激を受ける内容でした。 

 しかし・・・ 

 まさかここでオヤジと対峙するとは思わなかった。 アトリエが別になってから、あの何とも言えぬ重~い空気から解放されて、自分のペースで好きなことができるようになって平和な日々を送っていたのですが・・・

 ガラスケースの中から、ガッツーン!!!とやられてしまった。。。

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

工芸からKOGEIへ

 今週の土曜日から東京国立近代美術館の工芸館にて始まる展覧会です。

 これは日本伝統工芸展60回の記念として開催されるものです。

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 「工芸からKOGEIへ」

 日本伝統工芸展の英訳の記載が、昨年までは JAPAN TRADITIONAL ART CRAFTS EXHIBITION であったのですが、今回から JAPAN TRADITIONAL Kogei EXHIBITION と変わったことをご存じでしょうか?

 実は、出品者である私も最近まで全然知らなかったのです。ですが、CRAFT から KOGEI へと変わったのには深い訳があるのです。以下、パンフレットより抜粋です。
 

今日、先達たちの努力によって独自の発展を遂げた日本の「工芸」は、Craftではなく「KOGEI」として、そのクオリティーの高さが評価され、まさに世界に発信するチャンスを得ようとしています。そこで今秋、日本伝統工芸展が60回目を迎えたのに因んで、伝統工芸展の「今」を概観し、そして「未来」を見据えてみたいと考えます。重要無形文化財の指定・認定の制度のねらいは、「技」の保存と活用を図り、後世に伝えることにありますが、保持者を含めた工芸家は、「技」の伝承だけでなく、個人の美意識にもとづく作品を創造することで、新たな伝統を築き上げようとしています。本展ではそうした意志を、新たな発想と深い思考を見せる現役作家97名の代表作で紹介します。



 他の出品者を見るに、まあよくぞこの中に選らばれたものだと思っています。身の引き締まる思いです。どうぞご高覧いただき、ご意見など頂戴できましたら嬉しい限りです。

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器の教科書

 今日は雑誌の紹介です。

 「器の教科書」宝島社より出ています。

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 やきものの歴史、鑑賞の仕方から、うつわの手入れの仕方までが広く紹介されています。

 不肖スズキテツの作品も少しですが載せて頂いております。

 なんと600円(税込)! コンビニにも並ぶのだそうです。これでやきものに興味を持って貰える人が少しでも増えたらうれしい限りです。 

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

次へ向けて

 大阪高島屋美術画廊での個展が終了しました。

 ご高覧頂きました皆さまありがとうございました。会期中ずっと在廊していたのですが、せっかくお出かけいただいたのに、不在でご挨拶できなかった皆さまにはほんとに申し訳なく思っております。

 大学時代の友人、訓練校時代の仲間たち、工芸会の先輩方などなど、京都に5年住んでいた私には関西に知り合いが多くいます。こんな懐かしい面々と語り合うことができて楽しい1週間となりました。  

 そして、いろいろと考えさせられることも多かった会期でもありました・・・

 DMの挨拶文にも書かせていただいたのですが、大きく変わる価値観に慌ててみても何もできないのです。そこで焦って変な方向に進むより、何より私たちは作家であるわけでして、あらためてこのこと忘れることなく純粋な作家としてあり続けなければいけないのです。

 先ずは何より第一に少しでも佳い作品をつくる努力を続けること、その惜しまない努力が作家としての成長を促すわけで、それしかないじゃないですか!今回は1週間ずっと在廊していたのですが、多くの方とお話しさせていただく度に、そんな思いを強くしました。

 大阪へ出かける頃にちょうど見ごろを迎えていたモミジはすっかり葉を落としてしまって冬の様相となりました。

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 そして・・・

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 落ち葉を片づける仕事だけが残っていました。

 次は3月の東京、寛土里さんでの個展です。昔やっていた技法も復活させて、食器を中心とした展覧会にする予定です。

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プロフィール

スズキテツ

Author:スズキテツ
岐阜県多治見市在住の陶芸作家
スズキテツの日常と非日常。

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