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麦秋至

 早くも6月になってしまった。5月があまりにも暑かったから、まだ6月?なんて感じもしたりします。

 麦秋至(むぎのときいたる) 麦がたわわに黄金色の穂をつけるこの時期のことを、七十二候ではこう呼ぶのだそう。

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 フリー画像を借りてきました。

 昨日、久しぶりに上京してきたのですけど、新幹線から見える光景もまさに麦秋の風景。緑の水田と黄金色の麦畑が対比する風景は美しいものです。

 昨日はある仕事の打ち合わせで出かけたのですが、ちょうど時を同じくして日本橋三越さんでは陶芸部会展を、そして同じく日本橋の髙島屋さんでは陶美展を開催していて、両方とも見ることができてよい機会となりました。

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 三越での陶芸部会展、初めての試みとなるニコライ・バーグマン氏のフラワーアレンジメントにはぶっ飛びました。(笑) 水指の蓋が吹っ飛んでいたりして、およそ想像のつかない展示がしてあって驚きました。水指を花を生ける道具として使う発想自体は、考えうることなのでしょうが、それがまさかあんなふうになるとは・・・ いや~驚きました。
 
 何より、他の工芸会の先輩たちや仲間たちに会えたことがよかった。頑張っている皆さんから受ける刺激は何よりモチベーションを上げてくれます。

 昨年は、いろいろと悩みに悩んで、伝統工芸展に出品することすらできませんでした。更には、ここにいることがほんとに自分にとっていいことなのか・・・ それすらわからなくなって辛い辛い夏となってしまいました。

 東海支部だけにいると思うことは山ほどあるけれど、こうして出かけて行って他支部の人たちから受ける刺激はほんとにここちがよい。ああ自分もこの人たちに負けないような作品を作ろうと思えてくる。工芸会に籍を置くことの重要性を感じるのです。独りだけでやっていたらこういう気持ちは湧いてこない。

 今年も、秋の日本伝統工芸展の締切まで一月半ほどになってしまいました。

 今年こそはの思いを込めて。

プロフィール

スズキテツ

Author:スズキテツ
岐阜県多治見市在住の陶芸作家
スズキテツの日常と非日常。

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