伝統工芸の現在性

　秋らしくなってきました

　　

　先日お知らせした、MOA美術館にて開催中の東日本・東海選抜展「伝統工芸の現在性」に行ってきました。



　何度も出かけたことのあるMOA美術館、いったいどこの部屋に展示して貰っているのだろうと思いを巡らせながら出かけたのですが、なんとも驚いた。

　あの尾形光琳の紅白梅図屏風などが展示されている部屋に展示されていたからほんとに驚いた。普段、MOA美術館の所蔵する名品が陳列してある部屋に、東海伝統工芸展の入選作品が並んでいるのです。

　それにしても、さすが美術館の展示だけあって作品がものすごくよく見えた。照明が違うのか何が違うのかよくわからないけれど、百貨店の催事場で見る時とは全然違って見えてこれまた驚いた。

　展示スペースの都合から東日本、東海とも全作品が来ているわけではなくて選抜された作品が来ているのですが、この展示を見たら選ばれてよかったと思ったし、何より選ばれる価値のあるものでした。こんな機会を与えて頂いたMOA美術館さんにほんとに感謝です。熱海を訪れる多くの観光客の皆さんに、見て貰うことが出来ればこんなに嬉しいことはありません。

　東日本支部の人たちと酌み交わす機会に恵まれましたけど、やはりこういう機会はいいもんだなと改めて実感。意識の高い人たちと話をすることは、何よりのモチベーションアップにつながるのです。

熱海にて

　熱海のMOA美術館にて展覧会が始まります。



　工芸会の支部展である東日本伝統工芸展と東海伝統工芸展から、それぞれ選抜された作品が並んでおります。

　明日１６日の金曜日から、１１月１７日の火曜日まで開催されております。

　会期中はアートフェアと称するイベントもあって、不肖は湯呑みや徳利などを出品しております。

　どうぞご高覧頂けましたら幸いです。

次へ向けて

　第62回日本伝統工芸展、名古屋会場での展観が終了しました。



　会期が終われば撤収作業。次の会場へ向けての荷造りが始まるのです。



　いろいろとあったけど、今年このような結果を得られたことをほんとに有難く思っております。

　そして拙作もこの箱に入って全国を廻っていきます。



　慌ただしい日々が続いたけど、これでやっと小休止。もとのペースに戻れそうです。

　来年1月には徳島での個展、そして5月には地元名古屋での個展が待っています。そしてこんななか大きな大きなプロジェクトも進行中。

　なかなかゆっくりできそうにない・・・

早くも10月

　気が付けばもう10月。

　横浜髙島屋さんでの個展に始まった9月でしたが、怒涛のような慌ただしさのなか過ぎ去って行きました。

　そして、第62回日本伝統工芸展も名古屋会場での展観が始まりました。



　不肖のギャラリートークもなんとか無事に終了。

　ここに並んでいる作品がどんなに厳しい監査を経てきた作品なのかということを、喋ろうと思って準備してきたのに、すっかりこれを喋ることを失念してしまいやや自己嫌悪・・・

　それでも集まった皆さんからは、概ね好評な評価をいただき胸を撫で下ろしました。

　それにしても日曜美術館の反響は凄かった。



　ギャラリートークを終えると皆さんから見たよと声を掛けて頂きました。

　実は、その撮影の日程が横浜髙島屋さんでの個展の直前にあたり厳しい時期だったことから、一度はお断りしてしまっておりましたが、結局、再度ご依頼いただき撮って頂くことになりました。個展前の忙しい時期でたいへんだったのですが、撮ってもらってよかったと今では思っております。

　あまりにも慌ただしくて、全く土が触れなかった9月でしたが、これでやっともとのペースに戻れそうです。

　しかし先ずは何よりこれからが大事。　この受賞に浮かれてなんかいられない。

　これからが大事なんだ。