年末余白少なき折から

すっかり更新が滞ってしまいました。そして気がつけば今年も最後の週に突入してしまい、残りはあと僅か。

こんな年末の慌ただしいなか、あるところへ行って参りました。

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多治見市モザイクタイルミュージアム。

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藤森照信さんの設計によるものです。
神長官守矢資料館に秋野不矩美術館、近江八幡のラコリーナ、藤森先生の作品が大好きで色々と見て来ましたが、まさかその手による建造物が多治見に出来るとは思わなかった。

タイルを作る際の原料になる土の山をイメージしているのだとか。表面に塗られたモルタルがその雰囲気を盛り上げています。それにしても、それをそのまま建造物にしてしまうところがほんとに面白い。

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ゆっくりと下った先にある入り口はこんな可愛らしいもの。

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階段を登って4階を目指すのですが、上に行くに従ってその幅が狭くなっている気がするのですが…

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その4階にある常設展示がこれ。天井の吹抜から入ってくる自然光と相まって素晴らしい空間となっているのです。銭湯の壁に貼ってあったモザイクタイルを剥がして持って来たものとか、私たち昭和生まれには懐かしいタイルを貼った風呂や流し台などが展示されています。

先ずは何より、入館者の多さに驚いた。広い駐車場があるのですが、ほとんどいっぱいでなかなか駐車できないほど。何か近くで行事でもあるのだろうかと疑念を思いながら、入館してみたらなかは人でいっぱい。最近、これほど入館者の多い美術館など見たことがないから、ただただ驚いてしまいました。

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それにしても、展示のされ方が変わると、展示物もガラリと変わって見えるという好事例を見た気がしました。展示されているものはタイルなんだけど、なんだかすごく新鮮に見えました。粘土山を模したその建物、モルタルをそのまま塗り付けたような壁面は何れも雰囲気を盛り上げてくれて、展示物の良さを再発見させてくれるのです。館長さんが、陶芸家に見て欲しいと繰り返しておられたけど、その理由が分かった気がしました。

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さてさて・・・ 今年も1年ありがとうございました。今年はまさかまさかの日本陶磁協会賞の受賞に、日本伝統工芸展の鑑査を務めるなど、不肖にとりましてはびっくりするようないい年になりました。昨年の伝統工芸展での受賞からの流れを絶やすことなく、いい流れでこの1年を過ごすことができました。
この流れを生かすも殺すも私の頑張り次第。やって来る年も突き進んで参りますのでどうぞよろしくお願いします致します。

そして、相変わらず滞ることの多いこのウェブログですが、こちらもどうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

スズキテツ

Author:スズキテツ
岐阜県多治見市在住の陶芸作家
スズキテツの日常と非日常。

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