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牡丹華

 牡丹華(ぼたんはなさく)

 今頃のことを七十二侯でこう呼ぶのだそうです。

 まさに百花繚乱の春たけなわ、拙宅でも百花の王である牡丹が咲き始めました。

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 拙宅の2階への上り口にも

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 実は、デッサンを習っていた時期があります。大好きな牡丹が題材として出された際に、気持ちが盛り上がったものの全然描けなくて落ち込んだことを思い出します。日本画では人気の題材としてよく登場する牡丹、さあ描くぞと思って鉛筆をとったものの、どうにも描けなくてなんだかわけのわからないものになってしまった(笑)・・・

 多くの美術・工芸に題材として登場する牡丹。いろいろな牡丹があるけれど、何が好きかと聞かれたら、先ず村上華岳の牡丹が浮かんできます。

 そう、あの黒い牡丹です。

 どこで見たのかは覚えていないのですけど、デッサンを習っていた学生時代に京都のどこかでみた「村上華岳」展。カガク、カガクとその評判をよく耳にして見に行ったのですが、恥ずかしながら当時20歳そこそこの私にはよくわからなかった。特に、晩年に多く描いたとされる六甲の山並みのシリーズに至っては、すごく高く評価されているのに、正直そのよさがあまりわからなかった。

 それでも、牡丹のシリーズには何故か身震いするくらいの驚きを感じたことを今でも覚えています。牡丹が真っ黒で描かれているのです。それでいて色彩をも超えた何か強いもの、その奥に潜んでいる存在感みたいなもの、優艶で官能的なもの、なんだかよく分からないけど感動して、その前から動け無くなってしまった(笑)。

 あれから30年近くが経つけれど、やっぱり華岳の牡丹が好きだな。今見たら、また違って見えるんだろうな。こんなことを書いていたら見に行きたくなってきた。


 いよいよ連休本番ですが、今年も出品致します。

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 「陶芸作家展2014」

 どうぞご高覧いただけましたら嬉しい限りです。

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

スズキテツ

Author:スズキテツ
岐阜県多治見市在住の陶芸作家
スズキテツの日常と非日常。

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