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むくさま逝く

 愛犬「むく」が逝ってしまった。

 このブログにも何度も登場した「むくさま」。

 いつもマイペース、飼い主の言うことなんてほとんど聞かないから、まさに「むくさま」、ちょっと変わった犬でした。 親父などは番犬としての役目を期待したようなのですが、誰が来てもほとんど吠えることなく、いつも寝てばかり。

 それでも、家族が集まって休憩する際には必ずやってきて、眼をキラキラと輝かせながらひとりひとり廻って食べ物をねだっていくのです。その必死さと執拗さがあまりにも可愛くて、みなが癒されたものでした。家族みなを癒してくれる大事な大事な犬でした。

 2003年11月の生まれでしたから12歳半でした。ちょっと早い感じもするのですが、数年前から甲状腺ホルモン低下症なんて病を診断されて、明らかに活気がない状態がずっと続いておりました。 それでも、皮膚の病気はあったものの他に悪いところはほとんど無くて、それなりに元気でいてくれました。

 あの日もいつもと同じように、おやつをねだりにやってきて私の前にちょこんと座って、眼からキラキラと光線を送ってきました。大好きなパンを与えたのですが、喉に詰まらせたのか苦しみ初めました。たまにあることなので、大丈夫だろうと見ていたのですが、明らかに途中から苦しみ方がいつもと違うことに気がつき、これはヤバいと動物病院に駆け込みました。

 もうすでに車に乗せる際にはぐったりとしていていました。そして、診察台に載せた際にはもう息をしていませんでした。私の与えたパンが喉に詰まったままの状態でした。 こんな状態でもしっかりと診ていただいた先生にほんとに感謝しております。しかも時間外での対応でした。

 私にとっては初めての飼い犬。恥ずかしながら、これを失うことがこんなに悲しいことだとは思いませんでした。

 「むく」がいたから、散歩で近所の方々と親しくなることができました。そして、このブログを読んでいただいた方々からも、「あの犬ほんとに抹茶を飲むの?」、「可愛いねえ」 ・・・ なんて多くの方から声をかけて頂きました。何より私たち家族に与えてくれた癒しは計り知れない。むくのおかしなおかしな行動にどれだけ笑わせて貰ったことか。

 もう少しパンを小さくしてから与えていればこんなことにならなかった。私の眼の前で苦しみながら逝ってしまったので、そんな思いも駆け巡りますが、今となってはどうしようもないこと。今はただ、これまで私たち家族を癒してくれたことにほんとに感謝しています。

 「むく」 ありがとう。

IMG_0498.jpg

 いまだに休憩していると、どこからかやって来るような感じがしてならない。


  
プロフィール

スズキテツ

Author:スズキテツ
岐阜県多治見市在住の陶芸作家
スズキテツの日常と非日常。

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